反省

 

わたしはずっと自分のことを、褒められた性格ではないけれどすごく素直で、人を信じられる人間だと思っていたのですが、全然そんなことは無いことがここ数日で今更ながらようやくわかりました。

 

わたしはいつも感情が0か100かしか無く、とても嬉しい、とても怒っている、とても悲しい、とても楽しい、と良くも悪くも喜怒哀楽の塊なのですが、(まあそれも学生だからまだ許されている(?)みたいな所があるので直していかなくてはならないと思っているのですが、)殊にこの数日は本当に激しかったんですよね。

 

この一年、わたしのメンタルをゴリゴリに削ってくれた所属サークルの追いコンがあって、そこでわたしはようやくこの苦しい苦しい運営側を引退できるところだったのですが、最後までやっぱり綺麗には終えてくれなくて。

先輩方が卒業する寂しさよりも、周りの身勝手さに号泣させられました。

 

でも、終わってみて思うのは、渦中にいるときは余裕が全く無く、(そんなこと知るか...)と思っていたのですが、彼らは本当に特に悪気無く運営側の精神を掻き乱すようなことをしていて、それに僕らが過剰に反応してしまったのだな、ということです。

諸々の事情とそれに関わっている人を知る第三者に、彼らはそんなことを意図してするような人間じゃないからそんなに怒ったり泣いたりするもんじゃない、と言われました。

そのときは、そんなこと言われても信じられないし、悪気がなかったとしても言う前にそれを言われたわたし達がどう思うか少しも考えなかったのか?とやはり許せませんでしたが、全てを終え、冷静な頭で考えてみたら、彼らはたしかに意図的にそんなことをするような人間では無いし、ただ本当に鈍感だったのだな、と思います。

最終的に人前で号泣するほど自分を追い詰めたのはそうやって周りを信用せず、フラットな状態で見ることができなかった自分自身なんだなと。

この一年、サークルで人に裏切られ続けたせいもありますが、結局そんなのは言い訳ですよね。少なくとも、自分の一番近くにいる人のことはもっと信用しなくてはいけなかった。

どうしてこの人たちまでこんな無神経なことをするんだ、信じていたのに、って気持ちで頭がいっぱいでした。

でもそれって本当は信じていたわけじゃなくて、信じたかった、ってだけで、実際には信じられていなかったんですよね。

信じられていたら、激昂する前に一旦立ち止まれていたはずです。

しかし実際には裏切られた、が先行してしまって、ドン底でした。わたし自身も自分のことばっかりでした。

 

大学に入ってから、尊敬できる人だ、仲良くなりたい、と思っていざ仲良くなっても、蓋を開けてみたら、どうしてこんなことを...と思うようなことを言ったりしたりしている姿を仲良くなったがために知ってしまい、結局距離を置く、というようなことを何度もしていました。

今思い返しても、仕方なかったなと思うこともままありますが、わたしが仲良くなった人たちのことをもっと信じてあげていれば、(普段はそうじゃなかった訳だし何の悪気もなくやっていたのかもしれない)と思えて、今でも仲良くできていたのかもしれないなと。

大学三年目も終わりという時にようやく気づくこの愚かさ。

 

また、人を信じられなかったことだけではなく、逆の立場からの反省もあります。

こちらが何かを言ったり、したりしたことで相手が怒っていたら、こちらにそういう意図がなかったとしても、相手にとっては自分がしたこと、やったことが全てなのだから、少なくとも相手が怒っているうちは、こちらの言い分を通そうとするのではなくまず一番に真摯に謝らなくてはいけないのだ、ということ。

こちらが本当に悪気無くやったことだとしても。

中学生だった頃の幼馴染はすぐに怒る人だったのですが、ただでさえ感情の起伏が激しいのに、朝が苦手で登校時は殊の外それが酷く、一緒に学校に向かうときは大抵機嫌が悪くて、わたしが何の考えも悪意も無しに言ったことに対してしばしば怒り、わたしはそれに対して何でそんな歪んだ解釈をして怒るんだろう、理不尽だなぁと思っていました。とはいえ、場を納めるために謝ってはいたんですけどね。でもそういうのは全部相手に伝わっていて、殆ど「どうせなんで怒ってるかわかってないんでしょ?」と言われて許してもらえませんでした。正直ずっと自分を可哀想だと思っていたし、よく堪えたな、えらい、とすら思っていました。

怒らせないようにしゃべらなかったらしゃべらなかったで「なんで今日はいつもみたいにペラペラしゃべらないわけ?」とキレられていたので、たぶんそれなりに理不尽な時代だったとは思うんですけどね。

今までのわたしはずっとその思い出に対して、厳しい時代だったなぁという印象しか持っていなかったんですけど、今回の件で今更反省しました。

たとえ軽口だったとしても、相手にとってはこっちの意図なんて知ったこっちゃないし、怒られるくらいのことを自分が言ったんだと気づかなくてはいけなかったんですね。

なんでそんなつもり無いのにキレるんだよ!ってこの世で三番目くらいには御門違いなんだなと。

 

そんな感じで、色々と考えさせられることの多い追いコンでした。

この経験を生かして感情をなるべくフラットにして生きていきたいですね。

あとは、後輩にこれを言ったら後輩の仕事や負担を精神的にも物理的にもどれだけ増やすのか、考えた上で発言できる人になるのが、運営を引退した今の目標です。意外にこれって難しいことなんだな、って運営経験者のはずなのにめちゃくちゃばかりいう先輩方を見て思いました。頑張ります。

来年の追いコンは、先輩や同期を送り出す素直な涙だけで終えたいな。

心からそう思います。

 

追いコンの感想を書くはずの記事が、こんな反省まみれになることのないよう一年を過ごしたいです。おしまい。